無名なのにしっかり稼いでる未来型俳優のタッキーです。
先日、「芸能界でよく噂される枕営業は本当に存在するのか?」と僕の先輩に聞かれることがありました。
この質問は案外沢山の方々にされるものなのですが、これって芸能界だけにとどまらずどこの世界でも権力者やお金持ちの間では大昔から存在している話ですよね?
当然芸能界においても枕営業は存在します。
実際、僕の知り合いの女優やタレントの中にもプロデューサーなどが自身の立場を利用して女性タレントに声をかけたケースは数人把握していますし、業界の噂レベルならば腐るほど耳にします。
(それぞれの真相は分からない情報も多くありますが)
大分昔の話になりますが、ある有名プロデューサーはタレントのプロデュースに枕営業を必須条件として提示していたようで、僕の友人女性は枕営業の誓約書まで書かされかけたことがあったようです。
結局その子は枕営業を断ったことが直接の原因かは分かりませんがプロデュースされる対象には選ばれませんでした。
(ちなみに以前ならばともかく現在はコンプライアンスが厳しくなったので、ここまであからさまなケースはなかなか耳にしなくなっています。)
ちなみにコンプライアンスの関係も含め、売れないながらも20年近くずっと芸能界にしがみ付いている無名俳優の僕から見て、枕営業の形は昔と今とでは少し形式や背景が変わって来たと感じています。
今日はそのあたりの話を中心に「枕営業をどう思う?」と僕のブログ読者の皆さんと考えてみる内容をお伝えしていきたいと思います。
枕営業って本当?実際それって仕事に繋がるの?
大半の方々が一番気になる「枕営業」についての内容は「いったい誰が枕営業しているの?」というタレント(=誰)の特定についてだと思います。
そりゃ自分の好きなタレントやアイドルがまさか枕営業を経験をしていないよな?と気になる方もいらっしゃるでしょう。
もちろん噂は山ほどあるものですから全ての情報を鵜呑みにするのは良くないし、真相は当事者同士にしか分からないので、「誰が?」を断定するのは極論無理でしょうし、ナンセンスだとも思います。
その為、「誰が?」についてはスルーして話を進めていきますが、皆さんは「枕営業」って本当に効果があるのかないのか気になりません?
そもそもどのようなシチュエーションで枕営業は決まっていくのでしょうか?
実は枕営業をした女性タレントが望んだ仕事を手に入れているのか?というと一概にそうとは言いきれないようです。
中にはヤラれてしまっただけで仕事は一切手に入らない!という詐欺に遭ってしまう方もいるようです。
例えばそれにはどのようなケースがあるのでしょうか?
枕営業までしたのに何故仕事がもらえないケースが発生する?
枕営業とはそもそもどのようにして発生しているのでしょうか?
(男性本人が直接アプローチする以外にも、男性の部下やタレント側マネージャーなどに仲介させ、第三者側から女性タレントに行為を説得したり促すようなケースもあり)
枕営業には大きく分けて①現場で決まるケースと、②事前に段取りが組まれて決まっているケースがあると言えます。
②の場合、事前に双方合意の上で決まっている話な上に芸能プロダクションやマネージャーが当事者同士の真ん中に介在している為、担保のある状態と言えます。
このケースで枕営業後に事前の取り決めが交わされない確率は低いと見ていいでしょう。
ですが①のケースの場合、比較的トラブルが発生しやすい状況と言えます。
お酒が入っていることで「そんな話覚えていない」などと開き直られてしまう可能性も考えられるからです。
また、事前に取り決めがあるケースとは異なり、突発的に物事が決まる為、しっかりと裏を取れていない状態ですから、その場で話し合った約束を反故にされる可能性も発生してしまうのです。
中には確信犯もいて、最初からうやむやにしてしまうつもりな男性もいるようです。
また、現在はインターネットで簡単にウィキペディアや写真などの情報検索がスマホで出来てしまうので少なくなったようですが、インターネットや携帯電話がそこまで普及していなかった時代は有名プロデューサーの名前を語った人間が本人になりすまして女性に枕営業を持ちかける詐欺も存在していたようです。
そういった詐欺を行うのは必ずしも業界人だけではなく、一般人の中にも紛れていたようなのです。
それでは当然枕営業をした女性はヤラれてしまうだけで、見返りは何も手に入らない状況に追い込まれてしまいますよね。
昔も今も変わらず枕営業の約束を反故にするような詐欺は一定数存在すると考えられるでしょう。
昔と今では枕営業の見返りも異なる
ひと昔前は有名プロデューサーやディレクターなどと枕営業に及んだ女性芸能人が、その後映画やドラマで主演デビューを果たし、一気にメジャーになるといったことが実際に起こったと言われています。
女性芸能人の中には複数の男性有力者とベッドを共にすることで地位を築いていったという方もいたようです。
バブルや高度成長期の日本はテレビが主流でしたし、誰もがテレビの話題を口にするような時代でした。
それほどテレビメディアが影響力を持っていたわけですし、現在とは違いYouTubeもSNSもインターネットコンテンツがない時代でしたから、情報や趣味が分散化している現在とは異なり、情報がテレビなどの特定のメディアに集中しやすい時期だったのです。
その為、女性芸能人はメディア界の権力者や有力者と枕営業を交わすことで最短距離にて有名になっていくことが可能な時代だったわけです。
ですが、情報が多様化し、個人の趣味も分散するようになった現在、以前と同じ効果を枕営業に望むことはすでに出来なくなりました。
加えて情報の多様化に伴い、過去の大物プロデューサー達のように女性芸能人を真の意味で有名人へと押し上げていけるようなパワーのあるコンテンツや権力を持った業界人も少なくなりました。
世界第2位の経済大国として君臨していた頃の勢いのあった日本では、テレビ番組やドラマ&映画制作、プロモーションにおいても大量の予算をかけることが可能でしたが、現在はメディアコンテンツもカツカツの低予算で制作されるものが多く、そういった低予算のコンテンツへタレントが出演をしても反響をそこまで得られないケースも増え、コンテンツへ出演する効果は以前と比べ物にならないほど脆弱になったと言わざるをえません。
それは芸能人のギャラにおいても当てはまる話であり、例えば昔は大物俳優の一本の映画出演費が1億円程度に及んだ時代もあったようなのですが、現在ではせいぜい1千万円程度です。
こういった様々な観点から見ると、女性芸能人が枕営業を交わすことで得られるリターンが過去とは比べ物にならないほど現在はコスパが悪くなったと言えるでしょう。
NGT48山口真帆さんの事件から学べ!今後芸能人はもっと自立しろ
枕営業と紙一重の口説きが存在する
セクハラやパワハラって言葉や行動を発信する人間と受け止める人間との関係性や感覚のズレによって許容されたり、許容されなかったりするなど、基準が変わるものですよね?
枕営業の口説き文句もこの基準に近い性質を抱えている場合があります。
要は男性側は枕営業を持ちかけているのではなく、女性を口説いているつもりだというケースです。
もちろん意識的か無意識かは分からないですが、男性は自身の立場を利用した仕事のオファーをちらつかせながらトークをしているケースもあるはずです。
こういった場合、お酒が入っているケースでのシチュエーションがほとんどでしょうから強気で強引なアプローチがされているかもしれませんし、人によっては脅迫まがいなアプローチを試みている男性もいるかもしれません。
性行為は最終的に双方合意の上ならば問題はありませんが、枕営業に関わらず男女間においては様々なトラブルがつきものです。
セクハラ、パワハラのような感覚や受け止め方の相違は頻繁に発生するでしょう。
この認識の違いによる枕営業詐欺は恐らく一定数存在しているはずです。
実は僕が以前バイトしていた都内の某会員制バーは芸能関係者御用達だったのですが、そこでは若い女の子と業界関係者が乱痴気騒ぎをよく起こしていました。
その中には枕営業とナンパの紙一重によるお持ち帰り案件も相当数あったと感じています。
後日、そこで発生したトラブルによる喧嘩をお店でしている男女の顧客に遭遇したこともあります。
可愛い女の子を何とかしてでもお持ち帰りしたいと考える男性って本当にダメ人間が多いものなんだなとあの時期に僕は学びました。
同時に女性の中にも有名になる為にだったら女の武器をフル活用することを厭わない方がいるものだとも教わりました。
(本気で有名になっていきたいと考える売れない芸能活動従事者は稼げない芸能人の働き方改革!Jリーグから見習う人生設計の描き方の記事でかなり骨太な「新しい時代の芸能人の働き方や稼ぎ方の視点」を徹底解説しているので、ご興味ある方は是非ご覧ください。)
まとめ
芸能界の枕営業は昔も今も確実にあります。
そして対価をしっかり得られるケースばかりではなく、女性は騙されて詐欺のような目に遭ってしまうことがあるのも事実でしょう。
しかもひと昔前の時代とは異なり、現在は枕営業で得られるリターンが非常に小粒な利益になっていると言えます。
もし僕だったら「枕営業をするぐらいの気合いや向上心があるのだったら、ブログを書いてアフィリエイトやるなりYouTubeをやるなり自力で未来を勝ち取れ!」って言いたいですね。
だって枕営業したって今の時代なかなか有名になんかなれない可能性の方が高いですよ?
だけど同じ難しい可能性に挑むのだとしたら、SNSなどでバズらせたり、ネットで注目を集めることが出来れば、テレビや他人の力を借りなくてももしかしたら有名人になれるかもしれないし、稼げるようにもなるかもしれないんです。
もし有名になりたいという強い思いや意地があるのならば、枕営業のコスパを理解した上で判断するのが一番でしょうね。
と、今回は芸能界の片隅に居座る人間として自分の知っている枕営業に纏わる話や見解をお伝えさせて頂きました。
アイドルが貧乏生活をブログに書けば極貧生活脱出出来るかもよ?
この記事を最後までご覧頂いたことに深い感謝を込めて!
タッキー
関連記事
AKBや坂道グループメンバーが卒業後上手くいかない理由からビジネスを考える